InstagramやWhatsAppなど、Facebook傘下のアプリが多くの市場で優勢のようです
App Annieは先ごろ、『2017年アプリ市場総括レポート』を公開しました。アプリ市場の動向分析として業界最大かつ最も信頼を集める同レポートから、いくつかの要点をシリーズでご紹介していきます。消費支出、ダウンロード数、エンゲージメントなどを取り上げた記事に続き、今回は、現在世界中で注目を集めているソーシャルメディアアプリに注目します。
ソーシャルメディアは今や、世界人口のかなりの割合をつないでおり、まさにグローバルな現象になっています。2017年には、平均すると世界で20億人以上がソーシャルアプリ上位5位のうち少なくとも1本を毎月利用していました。
利用時間別のソーシャルアプリ上位5位は、特に新興市場で大きな変化がありました。たとえばインドだけでも、Androidフォンのソーシャルアプリ上位5位の総利用時間が710億時間に上ります。そのうち50%以上はWhatsAppでした。
一方成熟市場では、ソーシャルアプリの上位5位にあまり変化が見られませんでした。とはいえ、機能の向上とユーザー基盤の拡大(多くはネットワーク効果によるもの)が、全体的な利用拡大につながっています。
ソーシャルアプリの国別の上位に目を転じると、Facebookの優勢は一目瞭然です。地元パブリッシャーが人気を博する韓国や中国などは例外ですが、多くの国ではFacebookアプリ、Facebook Messenger、Instagram、WhatsAppなどのFacebook傘下のアプリが上位3位を独占しています。
今回はソーシャルメディアに着目しましたが、これは多岐にわたるレポート内容の一部にすぎません。『2017年アプリ市場総括レポート』では、上位のアプリやカテゴリーに関する詳細な分析も取り上げています。以下のフォームに入力すると、このページから直接ダウンロードしていただけます。すでにアカウントをお持ちの場合は、ログインするとすぐにダウンロード可能です。