欧州のバンキングアプリの現状と、銀行業のアプリを介したユーザー獲得戦略とは。
モバイルバンキングがアプリ市場に居場所を築きつつあります。いま欧州ではこれまでにないほど多くの消費者が、スマートフォンを使って銀行のサービスを利用しています。たとえば、英国とフランスでは2016年上半期、リテールバンキングの月間アクティブユーザー数(MAU)トップ10アプリのセッション数が、2014年の同時期の2倍以上に増加しました。ドイツは3倍以上の増加でした。
App AnnieのCEOであるBertrand Schmitt(バートランド・シュミット)が指摘しているように、金融サービス業界はアプリを活用して消費者の変化する期待に応えなければ、大変な結果に見舞われることは間違いありません。
現在、モバイルバンキングの利用形態は非常に固定化しており、Lloydsの推計では、モバイルバンキングの利用の60%が、消費者による残高と取引明細書の確認となっています。ただ、フランスやドイツのような市場は、こうした利用方法でアプリの利用を広める余地があることもわかりました。
ただし、パブリッシャーは、モバイルバンキングユーザーの間に見られる世代や好みの違いを考慮する必要があります。欧州では、25歳~44歳の年齢層がリテールバンクアプリを最もよく利用しています。しかし、英国では、45歳以上の人が1週間にリテールバンクアプリにアクセスする回数が、25歳~44歳と比べて85%も低くなっています。英国の45歳以上の層はいわば未開拓の市場であり、モバイルバンキングアプリにとってターゲット市場だと言えるでしょう。
欧州ではたくさんのリテールバンクが、新しい環境に適応するかしないかを消費者に問われている状況です。リテールバンクも、モバイル技術への投資によって顧客体験の質を高め、解約を減らせることに気づいています。
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