概要
全国でセレクトショップ事業を展開する株式会社ナノ・ユニバース。トレンドを踏まえたブランドプレゼンテーションと、高品質なオリジナルアイテムによるマーチャンダイジングで、感度の高い顧客層から熱い支持を受けています。同社はデジタルにいち早く注目し、積極的に投資。現在、ECでの売り上げが全体の40%以上を占めています。 同社ではオリジナルアプリも展開。モバイルシフトは他業種よりも早く、通勤通学の合間や昼休みなど、暮らしの中で気軽に見られるアプリを志向しています。
課題
「かつてのように『コレクションがトレンドを発信する』というのではなく、インフルエンサーやファッションブロガーなど、よりリアルに近い情報発信が好まれる中で、我々が『どんな世界観を表現したいか』を発信していくことが重要となってきています」と話すのは、ナノ・ユニバースでデジタルマーケティングを一手に引き受ける経営企画本部WEB戦略部長の越智将平氏。
「オウンドメディアでオリジナルコンテンツを継続的に発信し、自分たちとしては満足していましたが、なかなか結果が伴わなかったのも事実。きちんとKPIを設定すべく、市場及び競合のデータを把握し、検証して施策を行えるよう、App Annie Intelligenceの導入を決めました」
結果
モバイルにフィットしたコンテンツや、店舗スタッフによるコーディネートを俯瞰で見られる縦のレイアウト。App Annieでデータを取得する際、ベンチマークとなる同業他社のアプリに限らず、ゲームやエンタメなど他ジャンルのアプリの数値は大いに参考になったと越智氏は話します。
「せっかくダウンロードしてもらっても、まずは見てもらわなければ意味がありません。日常のさまざまなシーンでアプリを立ち上げてもらえるように、アクティブ率をチェックしています。たとえば人気のゲームがいつどのように見られ、どんな施策がユーザーに響いているのか、App Annieを見ることでそれらが明らかになるので、そういったデータをマーケティング施策に活かしています」
「アプリ運用においては、App Annieのデータで妥当性を検証し、目標を設定しています。その後、施策や投稿内容をチューニングしながら、アプリをブラッシュアップしていきます。そういった運用を継続していく中で、通勤通学や昼休みなど、ユーザーの暮らしの中で適切な情報発信を行っていける体制を整えていきました。」