概要
Badooは出会いが中心のソーシャルネットワークで、190カ国47言語で運営されています。Bumble、Huggle、Chappy、Blendrなど、7つのファミリーブランドを生み出しています。BadooがApp Annie導入で目指しているのは、ASO(アプリストア最適化)対策によるユーザー基盤と収益の拡大です。iOSのApp StoreとGoogle Playの両ストアで、App AnnieによるASOがキーワードランキングの向上に役立っています。
課題
BadooのASOチームに最も求められているのは、ASO対策によるオーガニックダウンロード数の増加です。そのためには、適切なキーワードを選択して検索結果でアプリの順位を上げ、アプリの画像と説明文によってユーザーをダウンロードに誘導する必要があります。
「Badooのマッチングアプリ運営にASOは欠かせません。Badooのビジネスを成功させるには、ダウンロード数へのアプリ説明文の効果を把握し、また競合が使っているキーワードを監視して自社のキーワードを最適化することが極めて重要です」とマートン氏は説明しました。
しかし、たくさんあるブランド、製品、言語のすべてにおいてASOを実施するには、極めて複雑なサポートが必要です。こうした情報を自社ですべて収集、処理し、使えるインサイトに変えようとするならと、膨大な時間がかかり、市場の変化に迅速に対応することは難しくなるでしょう。
結果
「App Annieなら、どこに着目すべきかがすぐにわかるので、その日のASOでやるべきことに優先順位を付けられます」とマートン氏は語ります。
App Annieのプラットフォームを使用することで、Badooは、ユーザーがアプリストアで同社アプリを見つけるために使おうとするキーワードの検索ボリュームと難易度が一目瞭然となります。さらにこの2つの重要指標を調べることで、さまざまな国や言語について、質の高いダウンロードを誘導するのにより効果的なキーワードを突き止めることができます。例えば、Badooのアプリを探すのに、フランスでは「友達と会う」「友達を見つける」という意味の検索語の優先順位が高いようです。しかし、「出会い」やそれに相当する検索語のほうがうまくいく国々もあります。
「マッチングとネットワーキングの分野は競争が激しく、時間が極めて重要です。47言語において、選んだ検索キーワードの難易度とボリュームにすぐにアクセスできることは、競合に対する時間での優位に直結しています。App Annieを利用する前は、ASOで使う適切な言葉を見つけるのにかなりの時間がかかっていました」とマートン氏は述べています。
App Annieのプラットフォームでは、モバイルユーザーの使用頻度による検索語のランク付けをしています。そのため、iOSのApp StoreやGoogle Playでアプリのメタデータをどう変更したら見つかりやすさを向上させられるのか、そしてインストールの質と量を上げられるのか、Badooには簡単にわかります。同様に、Badooは競合アプリの発見に使われているキーワードや、競合がストアでアプリをどう説明しているのかも、App Annieのプラットフォームを使ってモニターしています。
「競合の順位が上がっているらしいことがApp Annieプラットフォームでわかれば、アプリストアの説明文、画像、メタタグをどのように変えたためにそうなったのかを調査し、自社アプリで変更を行います」